厚生労働大臣が定める掲示事項(後編)
明細書の発行状況に関する事項
医療の透明化や患者様への情報提供を推進していく観点から、領収書の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の判る明細書を無料で発行しております。また、公費負担医療の受給者で医療費の自己負担のない方についても、明細書を無料で発行しております。明細書には、使用した医薬品の名称や行われた検査の名称が記載されるもので、その点をご理解いただき、ご家族が代理で会計を行う場合その代理の方への発行を含めて、明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨お申し出ください。
保険外負担に関する事項
当院では、ご希望により利用される場合には、その使用量・利用回数に応じた実費の負担をお願いしています。
(消費税込)
診断書1通 2,200円~14,300円
証明書1通 550円より
病衣 1日 28円
紙おむつ1枚 155円~205円
紙おむつ(パンツタイプ)1枚 209円~233円
尿取りパッド1枚 34円~50円
布おむつ1枚 59円
おしぼり1枚 23円
洗濯代1回 770円(1ケ月7,700円まで)
なお、衛生材料等の治療(看護)行為及びそれに密接に関連した「サービス」や「物」についての費用の徴収や「施設管理費」等の曖昧な名目での費用の徴収は、一切認められていません。
特別の療養環境に関する事項
個室使用料(消費税込み)
東1階病棟108号室 1日 2,200円
西3階病棟311号室~315号室 1日 2,200円
西4階病棟411号室~415号室 1日 2,200円
入院診療計画、院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策、栄養管理体制、意思決定支援、身体拘束最小化について
当院では、入院の際に医師をはじめとする関係職員が共同して、患者様に関する診療計画を策定し、7日以内に文書によりお渡ししております。また、厚生労働大臣が定める院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策、栄養管理体制、意思決定支援及び身体拘束最小化の基準を満たしております。
医療従事者の負担軽減及び処遇改善の取り組み
当院では医師及び医療従事者の負担軽減及び処遇改善のため、下記の項目について取り組みを行っております。
「勤務医の負担軽減及び処遇改善に資する体制」
1 勤務体制及び環境
・連続で当直を行わない勤務体制 ・仮眠室確保 ・休日、大型連休中は看護管理者1名以上の体制
2 医師以外の医療関係職種における業務分担
・初診時の予診、静脈採血、入院の説明、服薬指導、栄養指導、・代行入力
「看護職員の負担軽減及び処遇改善に資する体制」
1 看護職員の勤務状況の把握
・夜勤後の休日の確保
・仮眠2時間を含む休憩時間の確保
・時間外労働が発生しないような業務の調整
・看護職員と多職種との業務分担(臨床検査技師、OTなど)
・看護補助者の配置(看護補助者の夜勤配置)
・月の夜勤回数の上限設定
2 妊娠、子育て中、介護中の看護職員に対する配慮
・院内保育所、夜間保育の実施、夜勤免除制度、他部署への配置転換
3 夜間における看護業務の負担軽減に資する業務管理
・11時間以上の勤務間隔の確保
・夜勤の連続回が2連続まで(2回)
・看護補助業務のうち5割以上が療養生活上の世話
・夜間院内保育所の設置
「多職種からなる役割分担推進の為の委員会」
1 年1回開催 参加人数 14名
参加職種:医師、薬剤師、レントゲン技師、臨床検査技師、看護師、事務、心理、ワーカー、栄養士、作業療法士、介護福祉士、保育士、
2 計画
・計画策定 ・職員に対する計画周知、院内掲示
医療従事者の負担軽減計画 2019年9月
「勤務医負担軽減計画」
薬剤部:薬剤管理業務、指導。
作業療法課:作業療法の必要な患者様のオーダー漏れを軽減させるための働きかけ、指示箋の確認し漏れがないようにする。
栄養管理課:医師が食事療法の必要性を認めた患者様に対して適切な指導を行い医師の指導負担を軽減する。
臨床検査課:診療、採血や検査業務、MRIなどサポートする。
看護部:入院、退院がスムーズに行えるようサポートする。安全な治療が行えるようサポートする。
診療放射線技師:医療機器の管理、メンテナンス
ケースワーカー:書類作成等の補助業務、入院・退院における相談。
「看護職員負担軽減計画」
薬剤部:処方おける管理業務の安全。できるだけ1包化にする。
公認心理師、OT:リハビリ、レクを通して患者様のADLの質を向上させ病棟を支援する。
人事課:コミュニケーションを密にし働きやすい職場環境をつくる。
保育士:職員の勤務体制にあわせた保育士の人員確保
2024年4月改定
「勤務医負担軽減計画」の項:事務課、診療放射線技師、ケースワーカーを追加
「看護職員負担軽減計画」の項:保育を追加